★天気は晴れ。とりあえず、北の弾崎を目指す。
来る前に実は佐渡の風景というものは写真でもあまり見たことが無く、自分の中でいろいろと想像していたのだが、定まったイメージはなかった。でも、恐らく北の海岸沿いは自分が求めているような荒々しい海岸のような気がして、1週はできなくても北のほうだけは走ろうと決めていた。だから今回は尖閣湾に宿をとって、そこから北の海岸を中心に走った。 |
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明け方は風の音がすごく布団の中で心配していたが、朝6時半ころ目を覚ますと外はよい天気。
昨夜は暗くて何も見えなかったが、部屋の窓からは海が見え、大変素晴らしい眺めである。
アーチ状の橋は「姫津大橋」 |
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ユースは崖の上に立っていて、どうりで眺めがいいはずである。 |
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朝食前に崖の下の海岸に降りて散歩してみた。
風が少し冷たいが、程よく目が覚めた。 |
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朝の姫津漁港。
朝早いのに防波堤ではたくさんの人が釣りを楽しんでいた。 |
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朝食を食べて朝8時に出発。
しばらく海の見える高台を走る。
とりあえず、一番北の弾崎を目指す。
その少し手前に大野亀、二ツ亀といった見所があるようだ。 |
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尖閣湾の岩たちと海。
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本日はずっとこの県道45号「佐渡一周線」を走る。
それにしても、海の青が深く吸い込まれそうな感じである。
明るく開放的だが、どこか陰をもった海だ。
波の音と風の音が絡まりあって聞こえてくる。
海がすぐ近くまでせまり潮の香りが強い。 |
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波触甌穴群。
波で穴凹状に岩が浸食されている。
このような不思議な岩が次々と現れ、走っていても奇岩大好き人間としては興奮である。 |
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藻浦崎のあたり。
このカーブを曲がると・・・ |
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彼方に海に突き出した、大野亀が見えた!
大野亀まであと30キロほど。
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高千の街並み。
宿のおかみさんに食品を買うならここの農協しかないと言われいたので、ここで昼ご飯を買おうとしたがご飯類や弁当類は無かった。。ので、パンとコロッケを買ってサドルバックに詰め込んで再出発。 |
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高千の方角を振り返る。海と刈り取り後の田の色、そして空の色が調和していてきれいだった。 |
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ここで、コーヒーブレーク。 |
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トンネルが連続 |
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これは、北海道積丹半島の「カブト岩」に似ている・・・
親戚だろうか |
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しばらく走ると、前方にZ字型の坂が!
これが、通称Z坂と呼ばれるそうで、昨夜宿のおかみさんに聞いていた。
ここ佐渡ではトライアスロンの大会もあり全国から選手が集まるそうだが、選手たちはここの坂もバリバリと登って行くそうである。
おいらも負けていられませんがな! |
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坂の途中にて。
コーナーを折り返すたびに海が左に右に見えておもしろい。 |
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Z坂を上ってしばらく風光明美な高台の集落をぬけてゆく |
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再び海に向かって直下降!
海に飛び込んでいく感じで気持ち良い。 |
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降りると、あとは海岸のヘリをへばり付くように走ってゆく。
なんと素掘りのトンネルが!
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素掘り素敵トンネルを抜けるとようやく大野亀に着いた。
大野亀とは海に突き出した半島状の岬で、この上に登れるらしい。 |
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海の見える場所でさっき買ったパンとコロッケを食べ、頂上まで登ってみることにした。 |
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遊歩道はなかなかきつく、人ひとりがやっと歩ける場所もあり、スリル満点。それ以上に次第に広がってゆく景色が素晴らしく、何度も立ち止まって風景に見入った。 |
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汗をかきかき登りきると、息を呑むような美しい海岸線がどこまでも続いていた。 |
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北の方角をみると、二ツ亀が見える。
草原の緑と海の藍のコントラストが何ともいい。
新緑の頃にはさらに美しいかもしれない。 |
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後ろ髪をひかれる思いで大野亀を後にし、もっとも北の弾崎灯台まで来た。 |
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ここからクルリと進路を南へ転じ、鷲崎の街を抜けて両津へ向かって道が延びてゆく。
海の雰囲気もガラリと変わる。
こちら側はさっきと比べると単調で、あまり自分の求めていた海とは違った。 |
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本当は、このまま南下して両津までいき、昨日と同じルートで尖閣湾に戻るはずだったのだが、ここまでの外海府海岸があまりにも印象的だったので、来た道を引き返して尖閣湾に戻ることにした。
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再び大野亀にこんにちは。午後2時前。
さっき昼ご飯を食べたのだが、お米を食べていないせいか既に腹が減ってしまい、ここで大野亀の目の前のレストランに入って昼食を取ることにした。
この時、ちょうど同じく自転車で佐渡をサイクリングしている4人グループのサイクリスト達と昼食をご一緒させてもらうことになった。昼時を過ぎているせいか、我々の他に客はいない。
明るいテラス席で心地よい風を浴びながらカレーを食べた。海に目をやると午後の光を反射して海がキラキラと眩しい。その上に島々のシルエットが浮かび上がっている。
グラスの水も宝石のように秋の光を反射している。
サイクリスト同士、会話が弾む。
話が途切れると波の音が聞こえる。
大野亀の草が風になびいている。
穏やかに流れる時間。
至福のひと時だった
あぁ、旅に出てよかったなと思った。 |
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午後2時半。
サイクリスト達と別れてひとり尖閣湾を目指す。
太陽は少しずつ、しかし確実に西に傾いている。 |
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再びZ坂を下って・・・ |
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あとは海を見ながらひたすら南下。 |
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あたりは次第に夕焼け色に染まってゆく。 |
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今日は雲が多かったので日の入りは無理かなと思っていたが、水平線には雲は無い。
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尖閣湾まであと5キロほどのところで日が沈みそうだったので、適当な場所で日の入りを眺めた。 |
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今日の太陽が沈んでゆく。
明るい光に照らされた今日のさまざまなイメージが浮かんでは消えてゆく。
あたりは次第に影絵の世界になっていった。
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夕方5時半に宿に着いた。
本日は横浜と茨城からきたライダーさんと同室だった。 |